これまでの経緯と取組

これまでの経緯

平成25年11月~平成26年3月

国指定文化財(美術工芸品)の現状を把握するため,全ての国指定文化財(10,524件)を対象として,都道府県教育委員会を通じ,原則,現物確認をもって所在確認を実施

※( )内の数字は、国宝の件数(内数)

※平成26年8月21日以降の新規指定の重要文化財は,合計に含まない。

※「追加で確認が必要なもの」は,公表していません。

平成26年7月4日

第1次取りまとめ 
【所在確認 10,177件,所在不明 109件(1件),追加で調査が必要 238件(12)】

平成26年7月~平成26年9月

第1次取りまとめの結果,「追加で調査が必要な文化財(238件)」について,改めて29都道府県教育委員会を対象として追加確認調査を実施

平成27年1月21日

第2次取りまとめ
【所在確認 10,276件,所在不明 180件(3件),追加で調査が必要 68件(9件)】

平成28年5月13日

引き続き所在の確認作業を継続的に進め,その状況を定期的に公表
フォローアップ公表 所在不明文化財の10件を発見
【所在確認 10,294件,所在不明 172件(2件),追加で調査が必要 58件(7件)】

平成29年5月17日

フォローアップ公表 所在不明文化財の7件を発見
【所在確認 10,304件,所在不明 164件(2件),追加で調査が必要 56件(7件)】

平成30年6月7日

フォローアップ公表 所在不明文化財の3件を発見
【所在確認 10,312件,所在不明 161件(2件),追加で調査が必要 51件(7件)】

平成30年度の取組

(1)所有者及び都道府県等自治体に対してアンケート調査・実態調査の実施

→所有者における管理上の課題や要望,自治体における取組事例等を調査。

(2)平成29年度末時点で「所在不明となっている文化財(161件)」及び「追加で確認が必要な文化財(51件)」に関する確認

→上記(1)の調査にて,都道府県教育委員会等の協力のもと,所有者情報等を再確認。

(3)文化財の盗難等に関する情報提供特設ページ~取り戻そう!みんなの文化財~の開設

→平成31年2月1日より,文化庁HPにおいて国指定の所在不明文化財に関する情報提供を開始。

令和元年7月16日

フォローアップ公表 所在不明文化財の14件を発見
【所在確認10,326件,所在不明 147件(2件),追加で調査が必要 51件(7件)】

令和2年3月23日

フォローアップ公表 所在不明文化財の2件を発見
【所在確認 10,329件,所在不明145件(2件),追加で確認が必要50件(7件)】

令和3年3月5日

フォローアップ公表 所在不明文化財の3件を発見
【所在確認 10,332件,所在不明142件(0件),追加で確認が必要50件(7件)】

令和5年4月7日

フォローアップ公表 所在不明文化財の4件を発見
【所在確認 10,336件,所在不明139件(0件),追加で確認が必要49件(6件)】

令和5年度の取組

(1)所有者及び都道府県等自治体に対してアンケート調査・実態調査の実施

(2)『国宝・重要文化財(美術工芸品)の所有者のための手引き』を改訂

令和6年3月26日

フォローアップ公表 所在不明文化財の1件を発見
【所在確認 10,337件,所在不明(138件),追加で確認が必要49件(6件)】

今後の取組

・引き続き,都道府県教育委員会等の協力を得て,所有者情報等の再確認を行い,所在の確認に努めます。

・文化財保護法上の手続き(所有者変更等)や,防犯・管理上の留意事項等を分かりやすくまとめたリーフレットを作成し,定期的に関係者へ配布,周知します。

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