日本の言語・方言の中には、消滅の危機にあるものがあります。
それには、ユネスコ(国連教育科学文化機関)が平成21年2月に発表した“Atlas of the World’s Languages in Danger”(第3版)に掲載された8言語(ユネスコでは「言語」と「方言」を区別せず、全て「言語」で統一しています。)、そして、「東日本大震災からの復興の基本方針」(平成23年7月)で指摘された東日本大震災の被災地の方言が該当します。
文化庁では、消滅の危機にある言語・方言の実態や保存・継承の取組状況に関する調査研究をはじめ保存・継承に資する様々な取組を行っています。
“Atlas of the World’s Languages in Danger”(第3版)には、世界で約2,500に上る言語が消滅の危機にあるとして掲載されています。日本国内では、8言語が消滅の危機にあるとされており、掲載されている8言語とそれぞれの危機の度合いは次のとおりです。
- 【極めて深刻】アイヌ語
- 【重大な危機】
八重山 語、与那国 語 - 【危険】
八丈 語、奄美 語、国頭 語、沖縄 語、宮古 語 - ※ユネスコでは「言語」と「方言」を区別せず、全て「言語」で統一しています。
日本国内での一般的な認識に従った呼び方としては、「アイヌ語」、「八重山方言」、「与那国方言」、「八丈方言」、「奄美方言」、「国頭方言」、「沖縄方言」、「宮古方言」となります。
ユネスコが認定した、日本における危機言語の分布図(250KB)
文化庁委託事業
参考
文化庁委託業務実施要領(148KB)
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